後悔したくないママ歯科衛生士必見!育児と両立できる働きかたとは

ママ歯科衛生士の後悔しない働きかた
  • しっかり働いて稼ぎたいけど子どもとの時間もほしい
  • 歯科医院は終業時間が遅いし、休めないからママだと働きづらいな
  • このままの働きかたで将来後悔しないかな

ママ歯科衛生士さんとお話ししているとこんな悩みを抱えている人がとても多いです。
子どもの将来のために貯金もしたいし、今しかない子どもとの時間をもっと一緒に楽しみたい。そして少しくらい自分の時間だってほしい。私もいつもそんなことを考えていました。

歯科衛生士は売り手市場にあり、年齢を重ねても正社員での採用が比較的容易です。だからこそ「パート」か「正社員」かなど働きかたに迷うこともあると思います。
いずれにせよ、あの時ああしていればよかった…と後悔はしたくないですよね。

そこでこの記事では、子育てと仕事の両立に悩むママ歯科衛生士が、のちに後悔しないための働きかたについてまとめています。
歯科衛生士歴20年、ママになって8年目の私も悩み考えながら歯科衛生士を続けてきました。今はパートで働いていますが、これが今の私に1番合った働きかただと思っています。
私のこれまでの経験が、今頑張っているママ歯科衛生さんや、これからママになる歯科衛生士さんのお役に立てればうれしいです。

この記事を読むと…
今の自分に最適な働きかたがわかり、自分の決断に後悔することがなくなります!

目次

ママ歯科衛生士が後悔しないために【優先順位を明確にしよう】

まま歯科衛生士 優先順位をとけよう

あなたが働くうえで優先したいことは何でしょうか。お金?時間?やりがい?順位をつけてみてください。
私の第1位は、子どもや自分のためにつかえる「時間」でした。しかし正直なところ、お金も時間もやりがいも私にとって全部必要なんです。
なので、「時間」を最優先に、お金ややりがいもちょっとずつ入れながら、うまくバランスのとれるパート勤務を選んでいます。
もし1位がぶっちぎりでお金だった場合、正社員で働く方法をなんとしてでも考えるでしょう。
こんなふうに1番優先したいことを明確にして、自分のなりたい姿を想像することで、理想の働きかたがみえてきます。

この優先順位は、家庭環境や子どもの年齢、夫の収入や考え方などにより変わってくるため、正解は各家庭にしかわかりません。
子どもの意見を聞いたり、家族とよく話し合うことで、答えがみえてくることもあります。

また、お金については、ライフプランシュミレーションをしてみるのもおすすめ。
今後どのくらいのお金が必要か、そのためにどのくらい稼げばいいのかがわかるので、パートか正社員かで迷っている時など参考になりますよ。

大まかなライフプランシュミレーションなら、日本FP協会公式のライフプラン診断で無料で今すぐ診断できます。
私は、正確なライフプラン表が欲しかったので、お金のみらいマップの「オンライン無料相談」でファイナンシャルプランナーさんにお願いしました。無料でその場でライフプラン表を作ってくれて、後でゆっくり見返せるので、相談してよかったです。
私の場合、今は節約してなんとか乗り切れるが、教育費を貯めるためには数年以内にもっと働く時間を増やした方が良いという診断結果でした。
ということで、お金より時間を第一優先とした働きかたは今だけ、期間限定と考えています。

優先順位を明確にすることは難しいですが、今後あなたが
もっと子どもとの時間を楽しめばよかった
・もっとお金を貯めておけばよかった

などの後悔をしないために、重要なことですのでゆっくり考えてみましょう。

歯科衛生士はる

私は正社員からパートになったことで仕事のプレッシャーも減り、時間だけでなく、心にもゆとりが生まれました!

ママ歯科衛生士はパート勤務がおすすめ

ママ歯科衛生士 パート勤務

パート勤務の1番のメリットは、働く時間や日数の自由度が高いということ。
歯科医院勤務の歯科衛生士は、パートなどの短時間勤務にしたからといって、その分仕事が増えるだとか、終わらなかった仕事を家に持ち帰るなどといったことは基本的にありません。
医院側と合致すれば、自分の働きたい時間に働けますし、扶養内の場合は働いた分ほぼそのままお給料をいただけます。
ママ歯科衛生士にとって、扶養内でのパート勤務は効率的な良い働きかたです。
一方で、扶養を外れた場合、厚生年金未加入の医院では、年間約20万円の国民年金保険料を自分で払う必要があります。その他保険料や税金の支払いを考えると、ボーナスのでないパート勤務の場合はお金の面では不利になってしまいがちです。
しかし、時給が高い医院ならこれをカバーすることができます。
〈1日6時間 週5日働いた場合の月の総支給額〉
・時給1,300円だと15,6000円
・時給1,500円だと18,0000円

年間で、288,000円の差が出ます。ボーナス分とまではいかないですが、年間30万円近く違うので、この差は大きですよね。
歯科衛生士は、時給が平均よりも高めですし、40代50代でも正社員としての働き口もあります。
子育て中は融通のきくパート勤務で働き、子育てが一段落したらまたガッツリ働く。という働きかたがしやすいのも歯科衛生士の強みです
子育てが落ち着いたあとに正社員復帰し、スキルアップしていく40代50代の先輩方が私の周りにも何人もいますよ。

正社員なら時短勤務が働きやすい

ママ歯科衛生士 時短勤務

ボーナスや退職金などの福利厚生や雇用の安定を考えると、正社員に勝るものはないですよね。
しかし、フルタイムの正社員であれば、診療前の準備から診療後の片付けの時間までが勤務時間になることが多いです。
私の住む地域では、診療時間が朝9時から夜6時半までの歯科医院が多く、準備や片づけを含めると、拘束時間10時間以上!
さらに診療がのびて残業になることも。

保育園は19時まで預かってくれるところが多いですが、そのあとの家庭での過ごし方など考えると母子ともに負担が大きいのではないでしょうか。
お迎えや家事などを頼れる人がいない場合には、ママ歯科衛生士がフルタイムで働くには相当の気合いが必要です。

終わるのがあと1時間早ければなぁ。って思いますよね。
正社員で働くうえで1番のネックである「時間問題」。
それを解決するのが「時短勤務」という働きかたです。時短正社員の基本給は、働く時間に応じてフルタイムより減額になりますが、ボーナスや退職金はもともとある医院であれば、受け取ることができます

そんなママに優しい時短勤務制度ですが、誰でも対象になるわけではありません。
時短勤務は以下の条件を満たしている人が対象です。

  • 子どもの年齢が3歳未満
  • 本来の勤務時間が6時間以下ではない
  • 日雇い契約ではない
  • 適用期間内に育児休業を取得していない
  • 労使協定により適応除外となっていない

出典:厚生労働省「改正法の下での短時間勤務制度について①

パート勤務でも、1日6時間以上・週3日以上働いている場合は対象です。
対象の子どもの年齢については、「小学校就学前まで」や「小3まで」としているところもあります。
ただし、雇用されている期間が1年に満たない人は法律上では適用対象外です。転職した先で時短勤務を希望する場合は、職場に制度の確認をしてください。
実際私が転職活動中にも「時短勤務可」の求人があり、転職エージェントを通じて医院に確認をとってもらいましたが、「入職後すぐの時短勤務は不可」とのことでした。

一方で、ママ歯科衛生士を積極的に採用する医院も以前より増えています。医療法人など、比較的大きな歯科医院は、時短勤務で始められる医院もありますので、根気強く探してみてください。

以下の2サイトはパートや時短勤務の求人も豊富で、私も登録しているオススメサイトです。
すべてのサービスが完全無料で、今は情報収集だけという人でも登録OK!ぜひチェックしてみてくださいね。

登録無料!歯科衛生士の転職ならジョブメドレー

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ママ歯科衛生士が働きやすい職場って?

ママ歯科衛生士 働きやすい職場

歯科衛生士と家事・育児を両立するには働く環境は超重要。特にクリニックは職場によって、働きやすさに大きく差がでます。

以下の職場はママ歯科衛生士が働きやすくオススメ

  • 働く時間や曜日の融通がきく
  • 通勤しやすい
  • ママ歯科衛生士が在籍している
  • 院長が子育てに理解がある

働く時間や曜日の融通がきく

初めて子どもを保育園に預けて働く場合は、子どもがどれくらい休むのか見当もつかないし、本当に働けるのだろうか…と悩みますよね。

最近は歯科衛生士不足により、限られた時間だけでも勤務してほしいという医院も増えています。「週2〜OK」や「短時間勤務可」の求人もあるので、少しずつ始めて親子ともに慣らしていくのも良い方法です。
午前中のみのパートはママ歯科衛生士に人気があり、そもそも求人も少ないため、採用にいたらないケースが多いです。
そんな場合は平日午前中以外にも、働ける時間帯はないか考えてみてください。クリニックでは、土曜日が混み合うことが多いので、土曜日に働いてくれる人は重宝されます。また、18時までは無理でも、16時までなら働けるという人も多いのではないでしょうか。
そういった時間の融通を少しでもきかせることができると、グッと採用に近づけます。
入職して仕事に慣れてきてから、時間や出勤日数の増減の相談してみても良いと思います。
最初は少ない日数・短時間から始めて、子育てが少し落ち着いてきたら増やしてみるとか、柔軟に対応してくれる職場だと長い目でみても働きやすいですね。
歯科衛生士はパートから正社員への移行もしやすい職業で、実際私の周りにもそんな人が多いです。

通勤しやすい

ママ歯科衛生士は通勤しやすく家から近い職場がオススメです。
職場によっては、1時間半から2時間もある昼休み。昼休みに外出OKな医院の場合は、家が近ければ一旦帰宅ができます。この時間に夕食の準備や、ちょっとした家事を済ませることもできますし、ゆっくりひとりで過ごす時間があると夕方からの活力になりますよ。
もうひとつの理由は、保育園の送り迎えや、急な呼び出しに対応しやすいこと。
車通勤の場合は、距離だけでなく、通勤時間帯の渋滞具合や、抜け道があるかどうかも時間に大きく影響するので実際に行ってみてチェックしてくださいね。

ママ歯科衛生士が在籍している

子どもが保育園のうちは発熱や風邪はしょっちゅうです。わが家は小学生になっても、ケガによる呼び出しを何度か経験しました。
そんな子どもの事情での急な欠勤や早退にも理解があるママ歯科衛生士の存在は、精神的に大きいものです。子育て中のママだけでなく、子育てを終えた世代の方々も、理解のある方が多いように思います。
そういった精神面では、独身の若い歯科衛生士のみの医院より、子育て経験者が一人でもいる医院の方が働きやすいかもしれませんね。

院長が子育てに理解がある

お休みをいただくたびに院長に嫌な顔をされたり、嫌味を言われたら、もう仕事を辞めくなりますよね。
院長が子育てに理解がある職場は、医院全体が子育てママに優しい雰囲気があります。
働きやすさは院長の考え方によって決まるといっても過言ではありません。
転職する場合は面接時に、子どもの事情でお休みをいただくことがあることを伝えて、院長の反応を見るようにしましょう。

最近は歯科衛生士が不足していることもあり、ママでも働きやすい職場に整えている医院も増えています。

まとめ

ママ歯科衛生士がのちのち後悔しないためには、働く上で一番優先したいものはなにか、叶えたいのはどんな未来かを一度立ち止まってゆっくり考えてみることが大切です。
それがわかれば、あとはそれを叶えるための行動をするだけ!
歯科衛生士はひとつの場所で、正社員として働き続けるのがむずかしい職業ではあります。しかしだからこそその時々で自分に合った働きかたを選択しながら働けるというメリットがあるのです。
このメリットを味方につけるとあなたにとって最高の働きかたをみつかりますよ。

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